晩秋の比叡山

　2020年11月29日、今年11回目の「やまびこ2000」への参加です。眺望が良くて、私の大好きな山歩きコース（約14KM）です。京阪電車本線終点の出町柳から、叡山電車に乗り換えて、修学院駅がスタートです。

　川沿いに坂を登って、雲母（きらら）坂に入ります。ロープウェイ比叡駅の手前では、京都北部市街地が見えます。そして、頂上付近が丸い「愛宕山」も見えます。

　さらに登ると、比叡山山頂（848M：一等三角点）に到着します。当日夜のNHK「麒麟がくる」では、比叡山焼き討ちがありました。比叡山鉄道（ケーブル）延暦寺駅から撮影したのが、この写真です。琵琶湖大橋も見えます。その奥の島は沖島でしょう。実は、この駅の反対側は、大津市街が見渡せて、素晴らしい眺めが堪能できる絶景スポットなのです。

　延暦寺駅から比叡山を降ります。下山途中に、古今和歌集の三十六歌仙で、土佐日記作者の紀貫之（872ｰ945年）の墓が、建っています。ここへの墓の建立は、ご本人が琵琶湖を望める絶景をこよなく愛し、没後はこの地に葬るよう願ってのことだそうです。墓碑の裏面には、明治元年（1868）建立と刻まれています。その後、無道寺を経て、明智光秀の領地だった坂本を経由して、JR比叡山坂本駅に到着しました。